Rhapsody in Yellow

音楽雑談をメインにしたブログ。

Category: 季節モノ


flower_tanpopo


春の花といえば、あなたは何を想像するだろうか。
春の情景を描く楽曲の中でも、一際多いのが、にまつわるものだ。

2000年代に立て続けに桜ソングがヒットしたのを皮切りに、
春になったら桜ソングを作ろう!とさまざまなアーティストが挙ってテーマにしてきた。

そんな、桜が飽和状態の春うた界隈だが、
今日は桜じゃなく、春に咲く花、ダンデライオンことたんぽぽにまつわる名曲を取り上げたい。

File.01:松任谷由実 / ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ



まずは、ユーミンの名曲を。
元々は1983年に原田知世に提供した楽曲で、同年に自身もアルバム「VOYAGER」でセルフカバー。
うららかな春の雰囲気と、どことなく切なく優しい曲調が印象的なナンバー。
歌詞はさまざまな解釈があるが、原田知世が当時主演したミュージカル「あしながおじさん」の内容に沿ったものらしい。
ユーミンの後年発表のベスト盤にも度々収録され、他アーティストにカバーもされている人気が高い一曲。
原田知世が近年セルフカバーしたバージョンも、なかなか素敵。

ダンデライオン ~ 遅咲きのたんぽぽ
カテゴリ: J-Pop


ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ
カテゴリ: J-Pop



File.02:BUMP OF CHICKEN / ダンデライオン



2000年にデビューを果たした彼らが、2002年に発表したメジャー一作目のアルバム「jupiter」のラストに配置されているナンバー。
同作には「天体観測」や「Stage of the ground」といった名曲も収録されていて、大ヒットとなったアルバムだが、その名曲達にも引けを取らない一曲だ。
カントリー調のアレンジに、疾走感あふれるバンドサウンドが心地いい、こちらも春の雰囲気にぴったりあったナンバーだ。
百獣の王ライオンとダンデライオン(タンポポ)をめぐる切ない歌詞は、まさにバンプの持ち味が詰まったものになっている。

ダンデライオン
カテゴリ: J-Pop



File.03:BLANKEY JET CITY / ダンデライオン



平成初期のバンドブームを象徴した人気オーディション番組「イカ天」に出演し、その後硬派な本格派ロックバンドとして90年代を駆け抜けた伝説のバンド、BLANKEY JET CITY。
ドラマ主題歌に起用され、1998年に発表したシングルがこれだ。
彼らの作風とは異なる、優しい雰囲気を纏ったロックナンバーだ。
短編映画のようなMVもなかなか見応えがある。
これまでにオリジナルアルバムには収録されず、ベスト盤のみで聴ける曲だが、ブランキ―のまた違った一面を見せてくれる名曲だ。

ダンデライオン
カテゴリ: ロック



File.04:RIP SLYME / Dandelion



邦ヒップホップ界からも一曲。
2001年にデビューし、当時のヒップホップブームを牽引したRIP SLYME。
そんな彼らが2004年に発表したこの曲は、これまでの作風とは異なるものになっていて、春の陽気を感じるミディアムナンバーに仕上がっている。
ハッピーな雰囲気と、どことなく切なさを感じる雰囲気が見事に混ざり合った一曲だ。
MVは女優の宮崎あおいが出演していて、さまざまな表情を見せる演技も素晴らしい。

Dandelion
カテゴリ: ヒップホップ/ラップ



File.05:相川七瀬 / ~dandelion~



最後は、女性ロック界を牽引した彼女の隠れた名曲を。
1995年に「夢見る少女じゃいられない」でデビューし、いきなり大ヒットとなった相川七瀬。
その後も「恋心」や「Sweet Emotion」といったヒット作を生み出してきたが、2001年に結婚と妊娠を機に一時活動休止。
そんな彼女の休止直前にリリースしたシングル曲が、これだ。
織田哲郎が手がけたキャッチーなバンドサウンドに、彼女の優しい歌声が染みる、暖かな一曲だ。

〜 dandelion 〜
カテゴリ: J-Pop



ダンデライオン選手権、いかがだっただろうか。
桜とはまた違った、優しさをフィーチャーした曲が多い印象だった。

この先も春を迎えるたびに、桜ソングだけでなく、タンポポをテーマにしたダンデライオンソングも忘れずに聴いてほしい。

クリスマスの時期ですね。
街を歩いていると、様々なクリスマスソングが華を添えています。
今日は、個人的にお勧めする、クリスマスシーズンに聴きたいアルバム3作を、ここに挙げたいと思います。


Season's Greetings / 山下達郎

日本のクリスマスソングとして一番スタンダードなのが、山下達郎氏の「クリスマス・イブ」だ。そんな彼が、クリスマスのスタンダードナンバーをアカペラとフルオーケストラでカヴァーしたアルバムを1993年にリリースした。
元々、アカペラアルバムを作るなど、このような形の作品には定評があった。オーケストラも効果的に使われているが、アカペラの良さが引き立つアレンジになっている。
クリスマス本来の厳かな雰囲気を味わいたいなら是非ともお勧めしたい作品。
ちなみに、「クリスマス・イブ」の英語バージョンも収録されている。まさに至高の一枚だ。


XMAS! The Beatmas / Rubber Band

こちらもクリスマスのスタンダードナンバーをカヴァーしているアルバムだが、コンセプトはビートルズがクリスマスソングをを歌ったらどうなるか、というものだ。
デンマーク出身のバンド「ラバーバンド」が、「ビートマス」として、クリスマスの名曲達をビートルズの曲のリフやアレンジを引用して、大胆にカヴァーした作品になっている。
例えばスタンダードナンバーの「ホワイト・クリスマス」には、ビートルズの「Ticket to Ride」のリフが要所々々に使われていて、なかなか面白いものになっている。
UK好きやビートルズ好きが集うクリスマスパーティーなどに流すと、ウケること間違いない。


The Ballads ~Love & B'z~ / B'z

クリスマスソングを挙げるなら「いつかのメリークリスマス」も忘れてはならない。B'zが1992年にリリースしたミニアルバム「FRIENDS」内に収録されたナンバー。シングルではないが人気曲であり、未だにこの時期には必ずと言っていいほど耳にする。
その「いつかのメリークリスマス」も入っているバラードベストアルバムがこれ。2002年の末に発表された。ミリオンセールスを記録しており、冬のアルバムとして知名度が高い作品だ。
彼らのスロウな名曲達を余すことなく収録。最終トラックの、冬の情景が浮かぶ名曲「SNOW」まで、じっくり濃密な時間が楽しめる。
隠しトラックに「いつかのメリークリスマス」のリミックスバージョンも収録されている。


いかがだったでしょうか。
みなさんも、趣のあるこのイベントを彩るようなアルバムを探してみるのも、いいかもしれませんね。

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